2020-02-12 第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
オレンジ色が天然魚で、青色が養殖です。全体としては、一九八〇年代で一億トンの大台に乗り、現在では二億トンに倍増しています。天然と養殖を分けてみると、天然は横ばいで、養殖が大幅に伸びているように見えます。しかし実際は、例として北米、北欧、オセアニアなどでは、現在の漁獲量の倍の漁獲は可能です。しかし、資源の持続性を考えて漁獲量を大幅に抑えているという現実が背後にあります。
オレンジ色が天然魚で、青色が養殖です。全体としては、一九八〇年代で一億トンの大台に乗り、現在では二億トンに倍増しています。天然と養殖を分けてみると、天然は横ばいで、養殖が大幅に伸びているように見えます。しかし実際は、例として北米、北欧、オセアニアなどでは、現在の漁獲量の倍の漁獲は可能です。しかし、資源の持続性を考えて漁獲量を大幅に抑えているという現実が背後にあります。
大きくは四要件というものが示されたわけでございまして、国連食糧農業機関、FAOの行動規範で定めた適切な漁獲ということに加えて、天然魚、養殖魚それぞれ科学的なあるいは計画的な資源管理、生態系保全に配慮をしているかどうか、また作業者の労働安全確保をしているかどうか、そういうことに加えて、国産のものを優先的に使うようにというふうな基準をこの理事会で決定をされたところでございます。
和食を世界遺産とし、また、世界じゅうに人気がある日本食というものを進めていこうという取り組みを実現していく中で、和食、日本食の食材のメーンを占めるであろう魚、魚介類について、EU向けのHACCP対応、登録が済んでいる産地市場は、国内に一件もないというふうなことでは、天然魚の水揚げが行われる産地市場等、体制が極めて脆弱であると言わざるを得ません。
このため、鹿児島県では、平成八年に国産の天然魚百五十匹の親魚養成を開始いたしました。平成九年には、水産総合センターを初め、外部からの導入卵による種苗生産の基礎試験を開始いたしました。平成十三年から三年間、カンパチ種苗生産技術開発試験として取り組み、また、平成十六年度からはカンパチ種苗量産化技術開発試験として実施中であります。
しかし、KHVに関しては、天然魚についても大きな被害が発生しているのも事実であります。天然水域におけるKHVの発生状況について、まず大臣にお聞きいたしたいと思います。
これまでも近年タイラギ漁の激減、アサリや養殖ワカメの被害、赤潮による天然魚の大量死などが起きています。諫早湾干拓が原因ではないかという指摘に対して、農水省は一貫して干拓事業の環境アセスメントの予測と大きな違いはない、そう主張し続けてきました。 ところが、その環境影響評価のやり方や結論、あるいはその後の調査について今大きな疑問が投げかけられています。
スズキやクロダイ、ボラ、エイ、ウシノシタなどの天然魚が大量に死にました。その後、アサリの大量死も発生して、漁業に甚大な被害をもたらし、現地では大問題になっています。十月末の場合は、北部排水門周辺で、フィブロキャプサ・ジャポニカ、こういうものが一ミリリットル中二千個発生して北側へ帯状に広がり、佐賀県境に向かって幅二キロ、長さ十キロに達した。いずれも締め切り以前の赤潮とは種類が違うということです。
ところで、私この問題は他の省庁のところでこれからもやるつもりですけれども、水産庁でも養殖魚、それから天然魚について昭和五十七年から毎年調査をしていらっしゃるわけです。ところが、そのせっかくの調査がもう簡単なこんな二枚ぺらのものしか発表されてないんですね。最近ではいろいろなテレビの放映等もありまして、もう養殖魚は食べられないんだという気持ちが広まっていますね。
○貝沼委員 これはTBTOの話ですけれども、実は大阪市の環境保健局の調査結果の報告などによりますと、養殖魚と天然魚のすずの残留をはかったデータがあるのですが、大体養殖魚の方が天然魚の三倍あるというデータが出ていますね。あるいはPCBを見ても、天然と養殖魚を見ると、養殖魚は大体二倍残留している、こういう数字が出ておるわけでございます。
天然魚の減獲で、せめて養殖魚にと活路を見出していたのに、第一次赤潮発生大被害、PCB、水銀事件、石油流出事件、第二次赤潮発生。何年続くこの現況に、私たち漁民はどうすればいいのでしょうか。諸先生方、一日も早く視察して、漁民とともに歩いてください。そして行政に反映してください。私たち漁民は、いまの瀬戸内海の現況と同様、死の寸前にあります。漁民は海とともに生死をともにする運命共同体の位置にあります。
意見書の途中で申しましたが、天然魚がだんだんとれなくなってきた。そういうところで国、地方自治体が養殖しなさい、それで活路を見出しなさいと言われまして、私たちはやったわけなので、水産試験場が調べに来られましても、聞きますと、調べるだけ調べてもう県水産課の方へ報告が行きました、試験場の方は漁民に発表する責任の段階でない、こういうことでございます。